KDE Connect超便利!他のデスクトップ環境使ってる人は是非KDE入れて試してみるべし
どうも、ボロPCにopenSUSEを入れて充実のLinuxライフを送ってるぞふです。
今回はKDE Plasmaの「KDE Connect」という超絶便利機能について紹介しようと思ったのですが、思わぬ落とし穴(?)に嵌ったのでその件について短く書き綴っていきます。
KDE Connect?何それ?美味しいの?
KDE ConnectというのはKDE Plasmaのモバイルデバイスとの連携機能の事で、LANを経由してKDE Plasma環境のPCとスマートフォン・タブレットとの間でファイルの送受信を行ったりスマートフォンからリモートでPCを操作できたりするスグレモノです。
KDE Connectアプリを入れたAndroidスマートフォン・タブレットとペアリングするだけで簡単に使い始める事が出来ます。現時点ではiOS版アプリはリリースされていないようです。
よーし!じゃあ僕も使ってみるぞー!…あれ?
え?え?なんで?
アプリは入れてる。ちゃんと同じネットワークに繋いでる。とりあえず再起動してみたけど何も変化なし。
あー、これ、アレっすわ。ファイアウォールさんが接続を遮断しちゃってますわ。Windowsでもあったわこーゆーの。
というわけでファイアウォールの設定弄ります
YaST2だからファイアウォールの設定も簡単!
- YaST2を開いてセキュリティとユーザ>ファイアウォールを開く
- 許可するサービスの所を開いてプルダウンメニューから「KDE Connect」を選択して追加し、「次へ」をクリック
- 確認の画面が出るのでそのまま次に進めば設定完了します。これで晴れてKDE Connectデビューする準備が整いました
KDE Connect、めっちゃいい
ファイアウォールの設定でKDE Connectを許可したので、互いの画面にホスト名が表示されるようになりました。
Android側からPCのホスト名をタップすると、PC側で「スマホからの接続を承認しますか?」という趣旨のメッセージが表示されるので「Accept」をクリックするとペアリングされます。
ファイルの共有は便利
まず手始めにスマホから画像を送ってみました。アプリから「Send Files」をクリック。ファイルブラウザが開かれるので送りたいファイルをタップするとすぐにPC側に送信されます。
受信したファイルはデフォルトではダウンロードフォルダに格納されるように設定されています。(勿論、設定で変更出来ますがあまり記事を冗長にしたくないので割愛。)
ブログにスマホのスクショを貼るときなどに重宝しそうです。
メディアプレーヤーのリモートコントロールも出来る
PCから離れた状態でもスマホからメディアプレーヤーを操作出来ます。
こういう機能があると立派なスピーカーシステムが欲しくなるなぁ…。(そんな金は無い)
トラックパッドやキーボードの代わりになるという珍機能も…意外と実用性アリ?
アプリの「Remote Input」をタップすると、お使いのAndroidスマートフォンがトラックパッド兼キーボードに早変わりします。
便利そうで便利でないように思える機能ですが、 PCから少し離れた状態でリモートコントロールを使用しながらメディアを視聴している際にマウスを使いたくなったときに意外と重宝するかも!?と思いました。空中マウス代わりにも良いかも知れません。
トラックパッドの方はLAN経由なのもあって若干カクつきが気になりますが、使用感としては概ね実用に耐えうるレベルだと感じました。
キーボードの方はこんな感じ。こっちはまだ実用レベルには至ってないかな、という感じでした。GNOMEユーザーの皆さんごめんなさい。
iOS端末に対応していないのが悔やまれる
KDE Connect、非常に便利なんですけど先程触れたようにAndroidにしか対応してないんです。
僕はiOS端末持ってないので特に困ることはありませんが、iOSユーザーがこのメリットを享受出来ないというのは非常に残念です。